TRIVIA

歯にまつわる豆知識

歯科医療業界に興味をもってくださった皆さん、ありがとうございます!
せっかくなので、ここでは明日から誰かに話したくなる、歯にまつわる豆知識をご紹介いたします!

美味しいと感じられるのは
歯があるから

美味しく感じるためには、味や匂いだけでなく歯ごたえ(触感)も大事です。この歯ごたえを感じるのは私たちの歯です。

正しく発音できるのは
歯があるから

会話ができる、発音ができるのも歯のおかげ。またイキイキとした表情をつくるうえでも大事です。

歯を失う原因第1位は歯周病

第1位は歯周病、第2位は虫歯。歯周病は痛みがないので、気づいたときには手遅れなんてことも…。

猫は虫歯にならないって
知ってる?

猫の口の中はアルカリ性・虫歯菌が繁殖しないから虫歯にならないんです。

歯にまつわる神様がいる?!

日本には歯の神様を祭る寺社仏閣が300以上もあるのをご存じでしたか?また、西洋には歯の女神もいるんだとか。

歯の本数と食べられるものには
関係がある

歯がなくなると柔らかい物しか食べられませんが、20本以上残っていればほとんどのものは食べられます。食事を楽しむためにも歯を大切にしましょう。

CURRENT STATE

歯科医療業界の現状

歯科医院の数は67,000件!
ライバルも多い?

皆さん、日本に歯科医院がどれくらいあるかご存じですか?その数は約67,000件※にも及びます。
歯科医院の数が多いということは、それだけ競争も激しくなるということ。
この厳しい環境を生き抜くために、多くの歯科医院が技術を磨くだけでなく、どのようにサービスを提供するかについても考えています。
より快適な診療環境を整え、患者様の歯の健康を守るための取り組みが求められているのです。

(出典)厚生労働省 医療施設動態調査(令和6年2月末概数)

いろいろな数字と
比較してみよう!

歯科医院の数

67,000

日本にある小学校の数

20,000

金融機関の店舗数

22,300

(銀行、信金、信組の数)

日本にいる虫の種類

30,000

ドラッグストア・薬局の数

63,000

1年間に出版される書籍数

70,000

ENVIRONMENT

歯科医院・技工所を取り巻く環境

多くの医院で歯科衛生士が不足!

どの歯科医院も、歯科衛生士不足に直面しているのをご存じですか?
現在、20以上の歯科医院が1人の求職者を奪い合う状況となっており、深刻な歯科衛生士不足が続いています。この背景には、歯科医院の増加に対して歯科衛生士の数が追いついていないことが挙げられますが、歯科衛生士の多くが出産・育児といったライフステージの変化を受けやすい女性という点も見逃せません。
歯科医療を支えるうえで、不可欠な存在。歯科衛生士が働きやすい環境づくりがますます重要になってくるでしょう。

(出典)

日本歯科衛生士会 2022年度歯科衛生士求人倍率

日本歯科衛生士会 歯科衛生士の勤務実態調査 報告書(令和2年)

技術革新(DX)で
より便利に、快適に

皆さん、LINEやメールで来院予約のお知らせを受け取ったり、
写真付きの電子カルテで治療状況を記録してもらった経験はありませんか?
医療DXの推進により、オンライン予約システムや電子カルテの導入が進み、業務の効率化や患者満足度の向上が期待されています。

また、技工所においてもITの利活用が進み、 業務の効率化だけでなく、より精度の高い技工物を作ることが可能になっています。

FUTURE

歯科医療業界の未来

治療だけじゃない!
「美しくなりたい」を叶える

これまで歯科医院といえば、虫歯や歯周病の治療を行うイメージが強いものでした。
しかし近年は、美意識の高まりとともに ホワイトニングや歯列矯正 など、見た目を美しくする歯科医療の需要が増えています。 歯科医療の役割は、単なる治療にとどまらず、「美しさを叶える」ことへと広がっています。
今や歯科医療は多くの人の笑顔を作っているのです。

治療から予防へ。
注目される「予防歯科」

日本では、諸外国に比べ 定期的に歯科検診を受ける習慣が根付いていません。
その結果、多くの人が歯を失う原因となっています。こうした状況を受け、政府は 2022年に「国民皆歯科健診」 の導入を検討すると発表しました。
全国民に毎年の歯科検診を義務付けることで、 治療ではなく予防を重視する動きです。噛む喜びや食べる喜びを守るために、これからの歯科医療は、より身近で日常的なものになっていくでしょう。

高齢社会で高まる
「訪問歯科」のニーズ

高齢化が進む中、 通院が困難な高齢者の自宅や介護施設を訪問する「訪問歯科診療」 の需要が高まっています。
「お口の健康は全身の健康」と言われるように、歯の状態を維持することは 健康寿命を延ばすことにもつながります。
歯科医療のあり方が変わることによって、高齢者の QOL(生活の質)向上 が期待されています。

SUMMARY

まとめ

  • 歯科医療業界はライバルが激しく、日々切磋琢磨が求められる!
  • 技術革新やDX化により、歯科医療のあり方は変化
  • 治療だけではなく、美しさや予防への関心も高まってきている
  • 業界の変化とともに、商社は「経営全般の良きパートナー」としての役割が期待される